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キャンベラ戦争記念館

さて先日キャンベラにグループを案内し、どんなにタイトなスケジュールでもここだけは
絶対に抜かすことができない「戦争記念館」に立ち寄ってきました。

ここでの隊長にとっての目玉は「特殊潜航艇」、今回も第一次世界大戦の資料を
足早に通り過ぎ、この潜航艇展示場へ入ってみると、

おおっ!ライトアップとナレーションと共に事件の全容が紹介されるようになって
いるではないですか!勿論すべて英語ですが、かなり詳しく潜航艇のシドニー湾
侵入の目的、経過などが日付&時間とともに音声と字幕で紹介され、より詳しく
状況を理解できるようになっていました。

ここにくるといつも感じるのが、戦争中の洗脳と言ってもいい偏った価値観を教え
こまれ、純粋に国を想い、死んでいった多くの戦士たちの人生と、見事に180度
の方向転回してしまった今この現代に生きる同じ日本人の人生とのギャップなのです。

どちらの人生が幸せなのか?

もちろん多くの人は「現代の方が良いに決まってる」と考えるでしょう。

でもですよ、何を信じて良いのかわからず、心の底をぶちまけられる友人も持てず、
自分の将来に不安のみを抱える人が多いのが現代としたなら、現代は決して幸せな
時代だとは考えられません。

戦争時代は確かに悲惨な時代だったとは思いますが、少なくても自分が信じられる
友人と命を賭けられる何かがあったのかな、とも考えてしまいます。

だから戦争時代 に戻れば良いなんては思いませんが、せめて今の時代に、戦争経験者
がまだ身近にいる内に平和への感謝の気持ち育てる教育があればと思うのです。

物欲を満たすことが幸せと考える今の日本、親が子を、そして子が親を殺しあうこの時代を、
この銃で自殺した兵士が空からみていたら、彼は何で「お国のため」なんて言って死んで
しまったんだろ?と後悔してるかもしれません。

これまでのコメント

  1. M一家 :

    「現代の方が良いに決まってる」と現代に生きる多数の人がそう答えると思います。
    しかし平和だと言われてはいても、隊長が仰るように人が人を傷つけ、最悪は死に至らしめるという事が横行しています。
    戦争なんて二度と起きないって思う人が多いかもしれませんが、過去の痛ましい戦争の事が風化しつつある現在において、再び逆戻りなんてあるかもしれません。
    亡くなった祖父が以前、戦争で外国に行った際に撃たれた時の背中の傷跡を見せて話してくれたことがありました。
    戦争なんて人と人とが傷つけ合うだけで何も解決にはならないし、残るのは心や体の傷だけだって言っていました。
    いつの世も、強い者が強く、弱い者が弱いという構図は変わっていないと思います。
    色々考えさせられる過去の戦争について、一人でも多くの方々がほんの少しでも戦争の事を踏まえ、平和への感謝、そして命の大切さについて考えてほしいと思います。

  2. イルカ隊長・ミディ :

    M一家さん
    ホントその通りですね。
    でも戦争が終わって63年、平和が当たり前になって、そこに感謝の気持ちが薄れてしまっている現在、やはり草の根運動を続けるのが我々の仕事なのではないかと考えています。

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